今が幸せであれ

明日死ぬ前に書いとこう

占いでやってはならないこと(約1,200字)

2019/2/7

友人たちから呼び出しがあって
新しい仕事のチャンスが来そうだと話をしてくれました

知り合って約9か月
これまでの彼らの苦労を近くで見てきましたし
わたしも一緒に仕事絡ませてもらったこともあり
その朗報は他人事とは思えず
わたしも本当に嬉しくなりました

一緒に食事をしながら
夢を現実にしようと語る友人たちの笑顔に
わたしも元気づけられ

その食事の最後に友人のひとりが
あなた占いやってるよね
今年「大殺界」っていう時期みたいなんだけど
実際どうなの?と問われました。

わたしの今やってる占いは
カードやダイスを使う方法で
暦(星回り)をベースにしたそれとは
いわゆる占の世界では
種類が違うとされているものでもあり
あまり偉そうなことは言えないけど
気にしすぎてもしょうがないもの、と述べました。

友人が言ってた「大殺界」というのは、
暦のリズムに添って12年のうちに2年(ないし3年ほど)
誰もがよくない年回りがある、というもの

友人が生まれる前には「天中殺」という呼び名で名が知れたもので、
現在もいろいろと呼称を変えながら
数多の占い師様がお使いのものです。
ちなみに最初に「天中殺」を提唱した占い師(故人)の方は、
彼の占いが外れたことをきっかけに
その後占い辞めて反対派に回ったそうです

実はわたしは小さい頃に「天中殺」を知って
気弱な性格もあり、非常に恐れをなしました。
まず小学校入学の年がこれに当たり、
就職の年がこれに当たります
でも少なくともそうだからと言って、
入学卒業の時期を個人の意思でずらすなんてことは
ふつう、できないと思います。
だから「ああ、良くない人生なのかな、わたしって」
と心配と諦めの気持ちになったことがあります。

でも「良くないことが起こる」っていうのを
マス・コミュニケーションで流布して数多の方に恐怖を与えるというのは
占い師として、という前に
人としてどうなんでしょうかと今は思います。

暦をベースとした占いって、
古来、洋の東西を問わず
もともとは「流れ行く」天体の運行で情勢を把握し、
一国の進路の決定、
噛み砕けば政治のために使われていたものを、
その後個人の誕生「時点」を当てはめて
その個人がこういう性格だとか定義づけているものかと思うのですが
それ自体どうなのかなとの疑問から
わたしは暦だけの占いでは
人の疑問を解決できないのではと感じ
それがきっかけで
基本「今」しか見えない
カードやダイスを手にしました。

わたしの人生が順風満帆で成功したかと言われると
とても自信を持って人様に誇れるものではなく
それが占いでもこう出てるっていう言い方が
できなくもないのでしょうが、
それって必要もないのに人の力奪ってるだけじゃないかなって

手法や呼び名はともかく、
わたしの占いというものに触れていただける方には
無理に恐怖を植え付けて
それをベースに行動していただくようなことだけは
決してしてはならないと思ってます。

そんなことを思いつつ
お土産までもらってお礼を述べつつ友人たちと別れ、
改めて成功を祈らせてもらってます。