今が幸せであれ

明日死ぬ前に書いとこう

夢を語る前に(約270字)

2018年12月29日

もしかしたら今年一番ではないかと思える日を過ごした翌日
わたしはどんな夢が見られるのだろうと思ったのですが

具体的にこれというものが思い浮かばない

というジレンマにおちいってる自分がいました

しなければならないことがたくさんあって
時が無情に過ぎていくという
一昨日と同じ思考から
抜け出していない

まずはここから治そうと思いました

医者に行ったら鬱とでも診断してくれそうかもと思い
鬱はこうして鬱になるのだと思いました

そんなことを考えてたらこれを見つけました。
突破しよう。明日目が覚めたら。

自分へのご褒美(約1,100字)

2018年12月28日

世間が年の瀬押し迫ったこの日
目が覚めて無性に温泉に行きたくなった。
今のねぐらにはユニットバスしかない。
もう9か月の間、ゆっくり湯に浸かった気分になってない。
それだけでなく
この1年は仕事の成果も鳴かず飛ばずとの気分から
それが疲れを蓄積させていたようだ。

調べてみたら
電車と徒歩で1時間ほどのところにスーパー銭湯があった。
今日約束のあった方に了解をもらって予定変更し、昼間から出る。
と文字にするとまあ随分なことと思われるかもしれないが、
車を持たぬ身では夜の往来は寒いし、
明日から本格的に世間が休みに入っては、
おそらくそのスーパー銭湯も大混雑が予想されるので、
本当にそこでゆっくりできるのは今日までと思ったのだ。

そのスーパー銭湯は源泉かけ流しの露天やらジャグジーやら炭酸泉やらサウナやらいろいろあって
浸かっては上がり、上がって立ちくらみし、そのままでは倒れるのでまた浸かって
毛穴から汚れから何から全部出して、ついでに湯上がりに昼寝したら
背中にこびりついてた疲れもすっきりとれた気がした。
これまでスーパー銭湯如きで何が楽しめるよと思っていた自分の了見の狭さも
この9か月の疲れを癒やしてもらったことで毛穴から出ていった気がした。
そして夕方を出るころからそのスーパー銭湯に人が増えはじめ。

帰りに途中下車。
先程の方に、ついでに旨いもの食べてきなさいといわれて、
電車の中で無性に肉が食べたくなり、
駅で調べて1軒目で今日は予約でいっぱいと断られ、2軒目で本懐を遂げ、
なおかつまだ食べ足りなくて、お好み焼まで。

ずっとこの1年、仕事の成果も上がらず、
ちょっとふさぎ込みだったときもあった自分など何の価値もないと思い込んでいたが、
今日はそんな自分でも本当にしたいことをしてみたくなった結果の銭湯と肉に
あぁ世間やらスピリチュアルの世界やらでいう「自分へのご褒美」って
別にとんでもない高価なものとか、霊験あらたかで清らかな場所でなくても
こうして味わえるもので
またそれを味わうことをこれまで頑なに許さなかった自分がいて、
今日は初めてそんな自分を許せたのかもしれないと思い、
それがとてもうれしくて気持ちが充実していた。

帰りに立ち寄った本屋が閉店間際で
ぱらぱらと占いの本の自分の星のページを見たら、
夢を失うと現実生活まで崩れて世をはかなむタイプとあって、
そうするとわたしには、
「自分へのご褒美」としての「夢」を持つことまで
ここしばらく放棄していたような気もした。

家につく頃にはみぞれ混じり。
明日が雪なら車のないわたしに今日のような動きはとれない。
やはり今日がわたしにとって今年1番の良い日だったと思った。
そして、今日の体験と感覚で、
この後自分がきちんとした「夢」を持てそうな気がしている。